FXは、基本的には外国為替を売買することで利益を得る取引です。その際に肝心なのは、外国為替相場の変動です。例えば日本円と米ドルの売買をする場合、米ドルが日本円に対して安いときに購入し、高いときに売ればその差額を利益として受け取ることができます。しかし、外国為替相場の変動幅は、一般的にはとても小さいものです。

一日の間に1円程度動くかどうかということもあります。これでは、十分な利益を得るためには巨額の資金を必要とします。例えば日本円と米ドルの為替相場が0.1円変動した場合に、100、000円の利益を得ようとすれば、1、000、000円の資金が必要となります。しかし、FXではレバレッジを利用することができます。

FX取引では、取引会社に証拠金を預けてから取引を行うことになりますが、証拠金の何倍もの金額の取引を行うことができます。この、証拠金に対する取引額の倍率をレバレッジといいます。例えばレバレッジが10倍の場合、100、000円の証拠金を預けていれば、1、000、000円の取引を行うことができるのです。そのため、比較的少ない元手で利益を得ることができる取引となっています。

注意点としては、現在では個人のFX取引では、レバレッジは25倍までに制限されているということです。また、レバレッジを大きくするということは、利益が多くなる半面、損失も拡大するということを十分に認識しておく必要があります。