通貨による差益を狙うFXは、少額から行うことができることや手数料が非常に安いなどのメリットがあり、マスコミ等でも良く取り上げられることから興味を持つ人も多くいます。しかし、始める場合には基本となる知識を持った上で臨むことが大切なことになり、ここでは、まず、投資手法に関して理解をしておく必要があります。FXでは、自分の意思で利益の追求を図るレバレッジが知られていますが、基本的には、通貨を買ってから売るケースと、売ってから買い戻すケースの2つの行為が基本となります。FXにおける買いと売りに関しては、それぞれ、ロングポジションとショートポジションで現され、100万円で1万ドルを買った場合には1万ドルのロングポジションとなります。

通常の取引と同様に安く買って高く売ることが基本となりますが、初めての場合に分かりにくいものとして、売りから始める空売りの手法があります。株式取引においても良く用いらている手法の1つとなりますが、ここでは、実際に持っていない、例えば、1ドルを借り、1ドル110円のレートで通貨を売っておき、100円になった段階でそれを買い戻すことで返済をしても10円の利益を得ることができます。FXでは、売りから入ることも非常に多く、ここでの決済タイミングが損益に大きく左右することから、内容に関しては十分に理解をしておくことが大切なことになります。2つ目としては、スワップポイントがあります。

スワップポイントは、2つの通貨の金利差のことを指しますが、FXでは低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うことで、ポジションを維持している期間中はスワップポイントによる利益を得ることができます。この場合、金利の高い通貨を持ち続けるだけでスワップポイントが入ってくるために、ここでの利益を狙って投資をする人も多くいます。