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FXの2ウェイプライスについて

FXでは取引をするときに二つの為替レートが表示されます。例えばドル円の取引する場合、1ドル=112.20円と、112.21円というようにして表示されています。この意味は、買うときのレートと売るときのレートに差があることを意味します。この場合、ドルを買う場合には112.21円で、売るときには112.20円となっています。

インターバンク市場でもこのように買うレートと売るレートとに差がありますが、インターバンク市場では注文をそのまま繁栄していると言えるでしょう。しかし、FXの場合には、これが手数料に相当します。業者側から見れば手数料は収入になりますが、投資家から見ればコストになります。なぜコストになるのでしょうか。

これは実際に取引をしてみれば分かることです。買いポジションを持つときには112.21円でドルを買わなければなりませんが、その瞬間に評価額は112.20円となります。ですから、買った瞬間に1ドルあたり1銭の損失が発生していることになります。この差の事をスプレッドと呼びますが、スプレッドが存在することによってコストが発生するわけです。

これを考えれば、FXではスプレッドが狭い方が良いことが分かります。スプレッドが1銭であれば、1銭動いただけでコストを抜くことができますが、スプレッドが2銭であれば、2銭動かなければコストを抜くことはできません。1銭しか動かなければ予想が当たっても赤字になるのです。

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